静岡県

あさば はなれ天鼓

宿・・遙かなときを超えて、今。

歴史を遡ること五百十余年。先祖、浅羽弥九郎幸忠が修禅寺曹洞宗閉山のため当地を訪れ、堂守のかたわら門前に開いた宿坊に始まる修禅寺「あさば」。

湯の郷・修禅寺の山あいで、木々の輝きや川のせせらぎとともに、鳥の声を聴きながら変わることなく時を刻み、迎えてくれるだろう。

門をくぐると「ようこそお越しくださいました」と品の良い声と振る舞いで迎えてくれて、ロビーでは白い空間のサロンに配されたダイヤモンドチェアなどの現代的な彩りが宮大工の手掛けた数寄屋建築と絶妙な調和を見せてくれる。

庭内には、旧大聖寺藩主、前田利鬯子爵より寄進された能舞台「月桂殿」。

明治後期、七代目浅羽保右衛門があさばへと移築され、現代へと受け継がれています。
約40年前より「修善寺藝術紀行」と題し、日本の伝統芸能である能楽、狂言、新内、文楽、琵琶楽を、当世一流の師を招き、季節に応じて公演がおこなわれ、闇夜に奏でる幽玄な世界を堪能できる。

六面に影を映す舞台が、六〇〇坪の池へと橋懸かりをのばす。

緑陰の静けさの中に響くのは、鼓、笛の音、謡・・・。

部屋・・庭に囲まれた一階離れで木を眺めながら入浴

母屋の長い長い廊下を渡りきったさらに奥に位置する離れ座敷。

はなれ天鼓は12.5畳(京間)+4畳(京間)+12.5畳寝室(京間)+広縁+テラス(220m2)の贅沢な空間で苔むした庭を眺めることのできる贅沢なお部屋である。

部屋に案内されると、お着きのお茶と「あさば饅頭」でおもてなし、庭の竹林からの滝をの流れを眺め、ゆったりとくつろいだ後はまずは内風呂を楽しみたい。

総檜作りで半露天風呂、源泉掛け流しの内風呂はガラス屋根で明るく開放的で大きな窓を開けて空を眺めな鳥のさえずりを聞きながら入浴できる。

部屋着には浴衣と共にワンピースタイプでワッフル生地のパジャマが完備。Wi-Fiも利用可能だ。

寝具はあさばオリジナル製品で、ふかふかの寝心地に定評がありぐっすりと眠ることができるであろう。

湯・・竹林を渡る風が心地良い露天風呂

竹林と池を望みながら四季の変化を楽しめる野天風呂男女入れ替え制の露天風呂と2つの貸切風呂と木のぬくもりを感じる男女別の檜風呂の大浴場がある。

いづれも源泉掛け流しの湯で、チエックインから翌10時まで入浴可能。

源泉掛け流しの修善寺の湯を楽しめる。

泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)、泉温61.2℃

お風呂備え付けの刺繍入りタオルはふかふかで分厚い。

大浴場は男性大浴場の浴槽は扇状の檜風呂、女性大浴場の浴槽は円形の檜風呂、ともに壁にも木材が使われ、木の温もりが伝わる湯殿となっており、窓の上には障子風の開き戸のしつらえ。和の伝統美がお風呂にも息衝いてる。

大浴場の前にはサービスのミネラルウォーターが常温と冷水で用意されている。

「野天風呂」はその名のとおり野手溢れる露天風呂。

池の畔に築かれ緑に囲まれたイズミのような露天風呂である。

屋根なし、脱衣所も外でソープ類の利用不可の野天風呂は、豊かな大自然と一体になれ四季の季節ごとに美しい景観を愉しめ五感が満たされる露天風呂である。

食・・研ぎ澄まされた滋味豊かな美食

世界的権威を誇るホテル・レストラン組織「ルレ・エ・シャトー」お墨付きの美食がいただけるあさばの料理。

地産地消を軸に、素材と正統な調理にこだわり、伝統製法で作られた無添加の調味料を使用。不必要に飾り立てず、高級食材に頼るのでもなく、研ぎ澄まされた滋味豊かな美食を供してくれます。

献立は、板長さん自筆の献立表

盃に注がれたお神酒から始まる夕食。箸は会席の伝統に則った濡れ箸が用意。

箸付には季節を感じる旬の食材にこれからの献立に期待が高まります。

あさばの食事に関しては、仲居さんの優秀さにも定評があります。単なる運び人ではなく、食を熟知し、料理人の心を伝え、絶妙のタイミングで料理を提供。専門家から高級料亭のようだと賛辞が贈られています。

お吸い物はあさば名物の純銀製の鍋で部屋に届き、仲居さんが絶妙な火の通りで仕上げてくれます。

お造りは地魚の盛り合わせ。

焼き物には季節があえば鮎炭火焼も楽しめます。

強肴には「あさば」名物、「穴子黒米ずし」お米は修善寺名産の黒米、口の中で程良く解ける穴子の風味が心地よく鼻にぬけ、喉に心地よく落ちていきます。

アクセス

〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺3450-1

TEL:0558-72-7000(代)
FAX:0558-72-7077
MAIL:info@asaba-ryokan.com

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